Bluetoothトラックポイントキーボード購入!打鍵感は上々。キートップも替えてみた
2018/04/07
Bluetooth付きのトラックポイントキーボードを購入しました。早速Bluetoothの接続性を試したりキートップを付け替えたりしましたのでレビューしたいと思います。これでやっと先代トラックポイントキーボード(USB)から乗り換えられそうです!
目次
トラックポイントキーボードのBluetooth版
この商品の正式名称は「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」です。どうしても「ThinkPad」って入れたかったんですかね? ロゴも入っていますしね。
発売は2013年6月だったので、随分時間がたってしまいました。欲しいなぁと思いながらも購入に至らない日々が1年以上続きました。
先代トラックポイントキーボード
先代のUSBキーボード「トラックポイントキーボード」は都合2枚(薄いので個や台より枚のがしっくりくる)所有しています。
先代は7列キーボードでパームレスト部が広い点は良かったんですが、プラスチック製の筐体に剛性感がほとんどなく、タイピングするとパシャパシャと音が鳴る代物でした。当時トラックポイントキーボードとまったく同じキーボードを内蔵するThinkPad T400sを使っていたので、ThinkPadとの剛性感の差を余計に強く感じました。
気軽にバラしちゃったりなんかもしました。ボタン部分の移植が必要なのとネジ穴が一つ足りませんが、ほぼそのままT400sで使えました。
新しい「ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」
今回購入したトラックポイントキーボードには大きなトピックが2つあります。
- 新しいキーボードの採用
- キーボード配列が7列から6列に変更
- アイソレーションタイプ(キーとキーの間にフレームがある)の採用
- ワイヤレス(Bluetooth)バージョンの追加
キーボード配列
ThinkPadのキーボードの形状変更に伴って、外付けキーボードも同様の変更を受けました。先代もT400sのキーボードの流用でしたから、ベースとなるThinkPadのキーボードが変更されると部品供給の点で同様の変更を受けるのでしょうね。
今回使われたのは2012年に発売されたThinkPad T430に採用されたキーボードと同じタイプです。一番のトピックは6列になったことです。
7列から6列への変更
2011年までのThinkPadには7列キーボードが採用されていました。変化したポイントは右上の特殊機能キー群です。「Pause」「Scroll Lock」などのキーが廃止され、いくつかの配置変更を伴いつつ1列減りました。「Print Screen」キーが右Ctrlキーの横にあるのは珍しいですね。
7列から6列への変更については宗教論争なので細かい言及は避けますが、使い勝手は7列、デザインは6列の方が上だと思います。
供給元(?)のThinkPadが6列になってすでに3年が経過していますので、今さら7列を願っても無理でしょうね。戻す気はないと思います。たまにPauseキーを使うことがありますが、Fn+Pで代用できるようになっているので大きな支障は出ていません。そりゃ独立キーの方がありがたいですけどね。
ファンクションキーの隙間
6列になったことより気になったのはファンクションキーの列に隙間が一切無いことです。
先代トラックポイントキーボードや7列世代のThinkPadには4つずつで隙間がありました。ファンクションキーを見なくても手触りでF4やF9を押していたので、これはかなり不便です。EscとDelete以外は自信を持って押せません。
ちなみに本家たるThinkPadは6列になった次の世代で隙間が作られました。苦情が多かったんですかね。
キーボード&トラックポイントの使い勝手
キーボードの打鍵感
キーボードの打ち心地は良好です。
ThinkPad X1 Carbon(2013)ですでにアイソレーションキーボードを使っていたので、アイソレーションになったことは気になりませんでした。むしろキーストロークがX1 Carbonより深いのでより打ちやすくなっています。
剛性感は先代トラックポイントキーボードより明らかに上回っています。先代は筐体があまりに弱すぎました。強く重い筐体に取り付けられるThinkPadのキーボードほどではありませんが、パンタグラフタイプの外付けキーボードとしては十分快適です。
打鍵感を簡単に評価すると、
[ThinkPad T400s]>[現行トラックポイントキーボード]>[ThinkPad X1 Carbon(2013)]>[先代トラックポイントキーボード]
でしょうかね。期待より良かったです。タイピングゲームを試したらX1 Carbonよりいい成績が出ました。
キーボードドライバ
スクロールなどを司るキーボードドライバはそこそこ優秀ですが、ThinkPadでスクロールできてもトラックポイントキーボードでスクロールできないことがたまにあります。
先代はあまりに酷すぎてTrackWheelという外部ソフトでスクロールを操作していましたが、今回はそこまで酷くなさそうなのでしばらくそのまま使ってみることにします。
Bluetoothの接続
そもそもこのキーボードを買ったのはBluetoothで接続できるからです。ケーブル1本無くなるだけで結構便利なものです。
接続対象はBluetoothを持たないデスクトップPC(Shuttle DS81)なので、USBのBluetoothアダプタを購入しました。一応良く電波が飛ぶようにClass 1(小さいほど遠くまで飛ぶ)にしましたが、相手もClass 1じゃないとあまり意味がないのでClass 2で十分かもしれません。キーボードがどのClassか分かりませんが。
取説通りにドライバとCSRスタックを入れたら、残念ながらキーボードを認識してくれませんでした。仕方がないのでWindows 8.1の標準ドライバにしたら問題なく接続できました。キーボードにしかBluetooth使う予定無いんでいいですが、ワイヤレススピーカーとかにも使いたい人は困っちゃいますよね。
近くで使っている時は安定して操作できますが、障害物が間に入ったり10mくらい離れるとマウス操作がやたら重くなったり接続が切れたりします。ただ、バッテリーが満タンだと途切れにくいのでバッテリー残量にも依存してそうです。
5m以内くらいで障害物がなければ安定して操作できます。マウスはほんの少し遅延を感じることがありますが、キーボードは私には遅延はまったく感じられないので快適です。USBキーボードには戻れなくなりそうです。
キートップ付け替え
私が使っているキーボード配列は普通じゃないので、いつも通りキートップを付け替えることにしました。今回は同じ世代のThinkPad T430用キーボードのキートップを使いました。キーボードベンダー(3社くらいある)が違うと付けられないので注意してください。やる人なんていないでしょうけど。
やはり記号の配置は英語キーボードの方が美しいなぁ。ひらがなが書いてないのもいい。でも変換・無変換キーも必要なのですよ。
まとめ
ケーブルは1本でも少ない方がいい。
重さは420gと軽くはありませんが、Windowsタブレット用のキーボードとして使うのもいいかもしれませんよ。