デスクトップでSODIMMを使う方法。アダプターさえ手に入れば可能

   

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ノート用メモリ(SO-DIMM)が余っていて、デスクトップに使いたい! そんな人のために、実際に装着まで試しました。

DDR3までなら簡単ですが、DDR4では少しハードルが上がります。

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メモリモジュールの互換性

PCのパーツのうち、メモリは性能を上げるための拡張が容易な部類です。今回はこのメモリについてのお話しです。(メモリが何なのか?といった初歩的な話はここでは割愛します。)

※ ECC(エラー訂正),Registered/Unbufferedによっても違いますが、ここでは一般的な Non-ECC, Unbufferd なメモリについてのみ取り上げます。

メモリモジュールの種類

PC用メモリは主に3種類あります。

  • 基板直付けタイプ
  • 取り外し可能DIMM
  • 取り外し可能SO-DIMM

このうち、基板直付けタイプは交換や拡張ができません。スマートフォンや多くのタブレット、MacBook Airのような薄型PCに多いタイプです。購入時によく考えてスペックを決めておかないと、後々後悔することになりかねません。

取り外しのできるメモリモジュールには、主にデスクトップに使われる「DIMM」と、主にノートPCに使われる小型の「SO-DIMM」という2種類の形状があります。さらにDDR3やDDR4といった規格の世代によっても端子の形状が微妙に変わります。

最近ではNUCや小型ベアボーンといった小型のデスクトップPCの出現によって、ノートPCでなくてもSO-DIMMを採用するものも増えてきました。

SO-DIMMだけにならない理由
DIMMとSO-DIMMでは価格差もあまり無いので、大きいDIMMにはもはやメリットが無さそうにも見えますが、DIMMを採用する理由も考えられます。
SO-DIMMは実装したときの厚さを薄くできるので、最終製品形状の薄い製品には採用メリットがありますが、一方で基板上の実装面積はDIMMの方が小さくなります。DIMMは立てて搭載しますが、SO-DIMMは寝かして搭載しますからね。
デスクトップ用マザーボードは多くがATXなどの規格に沿っているため、DIMMを採用することで基板上の設置面積を抑え、6枚や8枚などの多くのスロットを搭載できる可能性が出てきます。
さらに、巨大なCPUクーラーやグラフィックボードの隙間でメモリ交換をする作業性の面でも、DIMMの方が勝っているでしょう。

物理的互換性と信号互換性

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メモリ規格の世代(DDR○)とサイズ(DIMM/SO-DIMM)が合っていれば、物理的には互換性があります。実際に取り付けて動作できるかとなると、信号速度の違いとか大型ヒートシンクが付いているかなども問題になりますが、基本的には物理形状が一致していれば動作します。表のマスが同じなら動作するということですね。

一方、DIMMとSO-DIMMは物理的なサイズが異なるものの、内部を流れている信号自体は規格が同じならどちらも同じです。つまり、青で括ったもの同士は端子を適切に繋げばそのまま動作するということです。

SO-DIMMなメモリを、DIMMスロットに挿す

実用性の観点からすると、SO-DIMMスロットにDIMMを挿すメリットはほぼ無いでしょう。SO-DIMMを採用する製品は小型化が主眼にあるので、DIMMを搭載できるような内部スペースは無いと思います。

一方、空間に余裕があるデスクトップPCでSO-DIMMが使えることにはメリットがあります。デスクトップ用マザーボードは一般に4スロットや6スロットのDIMM端子があり、そこに手持ちで余っているノートPC用メモリを装着したいという需要はあるでしょう。

DIMM - SO-DIMM 変換アダプター

そんな人のためにこんな製品があります。

DIMM-SODIMM-cut

SO-DIMMをDIMMに変換するアダプターです。特殊な製品なので店頭で見かけることはほとんどないと思いますが、DDR3用ならAmazonでも購入できるようです。

アダプターさえ購入すれば、あとは実際に装着するだけです。アダプターが厚すぎると、隣のスロットのDIMMと干渉する可能性がありますが、一般的なDIMMスロットの間隔とSO-DIMMスロットの厚さから考えると当たってしまう可能性は低いと思います。

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そもそも買う意味あるの?

余っているメモリを活用するためとはいえ、新たに他のパーツを買ってまで活用することに意味はあるのでしょうか?

執筆時現在の価格で見てみましょう。DDR3の場合、多くのシステムでは1枚辺り8GBが最大容量です。Amazonでは、DDR3 (PC3-12800)のDIMMが1枚辺り2,000~3,500円程度で売られています。一方、SO-DIMMをDIMMに変換するアダプターは、Amazonで変換名人の製品が3,300円で売られています。

アダプターのが高いじゃんか!

さらに、アダプター経由で接続して問題が発生したとしても恐らく何の保証も受けられないでしょう。わざわざ高いアダプターを買う意味がありません。

一方、DDR4の場合は1枚辺り16GBのメモリが8,000~10,000円程です。アダプターがこれよりも明らかに安ければ、余っているSO-DIMMを活用する方にメリットが生まれてきます。

まとめ

DIMMとSO-DIMMのメモリの互換性と、アダプターを紹介しました。

アダプターさえ購入すれば簡単に変換が可能なんですが、そもそもコストパフォーマンスの面でメリットがなかなか出にくいことが判明してしまいました。

でも買いましたよアダプター。次回はDDR4用変換アダプターの購入から装着までを紹介します。

itjo レスポンシブ 本文下

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