キー配列カスタム屋のキーボード選び その4 - HHKBモデルの決定と改造考察
2018/04/07
大量に文章を入力していると指が痛くなってきたことから、キーボードの新調を検討しました。
その2でHappy Hacking Keyboard (HHKB)に決定しましたので、購入するモデルを選定します。改造できるかの検討もします。
目次
HHKBのラインナップ
HHKB(Lite除く)には6モデルあり、色や刻印を含めると12種類が販売されています。
日本語配列 | 英語配列 | |
---|---|---|
通常モデル・Bluetooth | HHKB Professional BT 墨 540g(電池含まず) 29,700円 |
HHKB Professional BT 墨,墨無刻印 530g(電池含まず) 29,700円 |
静音モデル・USB | HHKB Professional JP Type-S 白 520g 29,700円 |
HHKB Professional2 Type-S 白,白無刻印 530g 29,700円 |
通常モデル・USB | HHKB Professional JP 白,墨 520g 24,840円 |
HHKB Professional2 白,白無刻印,墨,墨無刻印 530g 24,840円 |
英語配列でUSB接続のものはUSBハブを内蔵していて、PC接続用とは別にUSB端子を2ポート持っています。10gの差はそこですかね。
通常モデル と 静音モデル
通常モデルはキーストローク4.0mmです。静音モデル(Type-S)はキーストローク3.8mmで、通常モデルよりキーの安定性を向上、打鍵音を30%低下させています。
押下圧はどちらも45gですが、両方所持している人のレビューでは静音モデルの方が軽く感じる方が多いようです。音の違いはYouTubeなどで検索すると打鍵音の入った動画レビューで見られます。
USB と Bluetooth
2016年4月に待望のBluetoothモデルが発売されました。基本は乾電池駆動で、電池切れの際にはUSB給電(接続はBluetoothのまま)にできます。これでタブレットなどでも使えるようになりましたね。
色
HHKBには白と墨と2色があります。英語配列モデルには無刻印キートップ仕様もあります。白はクラシカルな雰囲気、墨はよりプロフェッショナルな雰囲気です。墨でも刻印は黒なので、無刻印でなくても読みづらいです。タッチタイプができない人は白にするしかありませんね。
Bluetoothは墨のみ、Type-Sは白のみです。
HHKBのモデル選択
まず、HHKBを販売している店舗が近くに無いので実際に見てみて決めることはできません。以前HHKB Professional2を触ったことはあるのでHHKBの購入自体に躊躇はありません(しっかり検討しましたし)が、12種類のモデルから選定しなければいけません。
日本語配列か 英語配列か
私の場合は、まず親指シフトなので日本語配列しか考えていません。
もし私がローマ字入力なら英語配列を選びますね。記号などの並びがUS配列の方が使いやすくできていますし、キー配列がシンプルで無駄がなく、HHKBらしさを楽しめます。日本語配列はカーソルキーがあって入りやすい仕様になっていますが、カーソルキーの位置やZ段が少しズレていることなどキー配列がやや変則的です。
Bluetoothか USBか
同じ日本語配列でも、通常Bluetooth,通常USB,静音USBの3タイプがあります。私は後述する改造をするためにBluetoothにするメリットはありません。
いや、改造をしなかったとしてもUSBモデルを選んだでしょうね。USB端子の無いタブレットやスマートフォンで使う予定はありませんし、切断や遅延も心配です。デスクトップとノートPCのどちらでも使おうとしているので、毎回ペアリングが必要になるならUSB接続の方が楽です。
通常モデルか Type-Sか
Bluetoothだと通常モデルしかありませんが、USB接続では静音タイプのType-Sもあります。
想定する使用環境にある通り、静音性も重視しています。
家での利用がメインだが、カフェや図書館に持っていくことも想定。つまりうるさくなく、あまり大きくないこと。
YouTubeで比較動画を見てみると、30%という数字以上に差を感じました。実際に聞いて比較したわけではありませんが。せっかく静音PCを作ったのにキータイプ音がうるさくては魅力半減。差額は5,000円と小さくありませんが、後悔してから買い換えるわけにもいかないのでType-Sにすることにしました。(差額5,000円だけでも格安キーボードが10個買えるとか考えてはいけません)
Type-Sは白しかありません。本当は墨モデルが良かったんですが、そのために静音を諦めようという気にもなりません。日本語配列には無刻印モデルも無いので選択の余地無し。6モデルすべてで白/墨と刻印/無刻印が選べたら良いんですが、HHKBの販売数では難しいのでしょうかね。
キートップ変更
HHKBはキートップだけの販売もしています。
日本語配列に無刻印モデルはありませんが、英語配列用の無刻印キートップを購入すれば、ほぼ無刻印にすることができます。
英語配列1台分のキートップでは数がたりません。2台分用意しても、Enterと左Shiftは同じサイズのキーが無いので残ります。
トラックポイント内蔵
8年程前からポインティングデバイスはトラックポイントを使っています。今からトラックポイント以外のポインティングデバイスに移れるとも思えません。今まで使ってきたキーボードはトラックポイントキーボードですし、新しいキーボードにもトラックポイントが欲しいです。
調べてみると通常のキーボードに自分でトラックポイントを内蔵した人が結構いるようです。HHKBに内蔵した例1、HHKBに内蔵した例2、REALFORCEに内蔵した例あたりが参考になると思います。
HHKBはコンパクトなので内部にさほど余裕はありませんが、REALFORCEのように鉄板を使っているわけではないので加工はしやすそうです。ただ、日本語配列モデルはUSBハブ機能をもっていないので、トラックポイントのケーブルとHHKBのケーブルの2本が必要になります。→ USBハブも内蔵させました
購入したらトラックポイント内蔵する作業をすることになりそうです。
まとめ
HHKBのモデルもほとんど迷う要素無くすんなり決まりました。改造もなんとかできそうです。
次回はHHKBの使用レビューです。