iPhone6sシャットダウン問題の修理対象なのに脱獄してた件
2018/04/07
iPhone 6sが突然シャットダウンしてしまう問題について、Appleが公式に不具合だと認めました。
やったーバッテリー無料交換対象だ!……でも脱獄してるんだよどうしよう。
目次
iPhone 6s が突然シャットダウン
iPhone 6sが突然シャットダウンする問題について、Appleが公式に不具合だと認めました。あーアレは6s自体の問題だったのか。てっきり脱獄の問題だと思ってましたよ。
不具合の内容
iPhoneを使っていると、急にシャットダウンしてしまい、再起動しようとしても上のような「充電しなさいマーク」が出てしまいます。一度こうなると、確実に直せるのは充電ケーブルを繋ぐ方法だけになります。強制再起動(ホームボタンとスリープボタンの同時長押し)で起動できるときもあります。
バッテリー残量がたっぷりあるときは起きず、たいてい20~30%程度になったときに発生します。表示上はまだバッテリーがあるのに落ちてしまうということ。
バッテリー持続時間もiPhone6の時よりも短くなっているような気もしていましたが、外出頻度が減ったのであまり気に留めていませんでした。
Appleのバッテリー交換プログラム
Appleはこの問題に対して、該当する製造番号の個体について無償バッテリー交換を行うことを発表しました。
iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム - Apple
Appleによれば、製造上の問題で一部の6sのバッテリーが早期に劣化してしまうそうです。ということは不具合があってオカシイというよりも、バッテリーが劣化しているから落ちてしまうみたいですね。
私のiPhoneも対象だった!
先ほどのページに私のiPhoneのシリアル番号を入力してみると、しっかり適用対象になっていました。まさしくの不具合に遭遇しているのに対象外だったら困りますけどね。
交換手続きは Apple Store か 正規サービスプロバイダ のどちらかです。
ご来店当日にバッテリー交換サービスを受けられるかどうかについては、各店 (Apple 正規サービスプロバイダまたは Apple Store 直営店) にお電話でご確認ください。
と書いてあるので、正規サービスプロバイダでも当日交換の可能性があるようです。ガラス交換と違って正規サービスプロバイダでもバッテリー交換ができるみたいですね。
ちなみに:iPhoneは中古購入したもの
今使っているiPhone 6sは今年9月に中古購入したものです。以前はSoftBankで6を使っていて、MVNOに移るためにdocomoのiPhoneを買い直したわけです。
iPhone 7の発表も見ましたが高額な新品を購入するほどの魅力を感じなかったので、型落ちの6sにしたというわけです。
無料交換対象……しかーし!脱獄していた
せっかくバッテリー無償交換の対象だったんですが、該当の6sは現状脱獄しています。6sを中古購入する時点で脱獄する気満々だったので、iOS 9.3.3(脱獄可能なバージョン)と明記されている個体を購入しました。
iPhone/iPadを正規に修理する場合、他に故障箇所が無いかもチェックされるため、脱獄状態のまま修理に出すわけにはいきません。昨年ガラス割れ修理に出したときも、iOSバージョンを維持したまま一旦入獄状態にするという手順を踏んでから修理に出しました。
もちろん今回も同じ方法を取れば良いのですが、あまり気が進みません。昨年ガラス割れ修理をしたときとは色々と状況が異なります。
躊躇1:入獄に失敗するリスク
脱獄状態からiOSバージョンを維持したまま入獄するためには、特殊なツールを使う必要があります。具体的には「Cydia Eraser」(旧名:Cydia Impactor)を使います。
このツールが安定して動いてくれるといいのですが、脱獄環境は千差万別。iPhone6+iOS8でうまくいった方法が、iPhone6s+iOS9でうまくいく保証はありません。
実際、iPhone6+iOS9で気軽に試してみたところ、環境初期化途中で動かなくなってDFUモード→復元(初期化)になったこともあります。こうなると当然iOSは最新バージョンになってしまいます。この失敗では脱獄Tweakをほとんど削除せずに行ったのが原因だと思いますが、今回は大丈夫だという自信はありません。
躊躇2:修理の緊急性
前回はガラス割れだったので、早急に修理する必要がありました。画面側だったのでケガの恐れがありますからね。
今回はバッテリー劣化です。すぐに修理しないと使えないようなレベルの不具合ではありません。しばらく騙し騙し使って、時期を見て修理すると言うことも可能です。
交換可能な期限については
このプログラムは、iPhone 本体の最初の小売販売日から 3 年間、対象となる iPhone 6s のバッテリーに対して適用されます。
とあります。今回の問題が起きているのは2015年9~10月に製造されたiPhoneなので、少なくとも今から1年半は余裕があると言うことですね。
躊躇3:脱獄可能になるタイミング
12月5日現在の最新バージョンはiOS 10.1.1です。すでにiOS 10.2のパブリックベータがリリースされています。iOS10のリリースからもうすぐ3ヶ月。iOS 10.2のタイミングで脱獄ツールがリリースされる可能性も十分あるでしょう。
脱獄ツールがリリースされたら、すぐに脱獄可能なiOSバージョンに入獄アップデート。脱獄せずにそのままバッテリー交換を申し込む。そうすれば入獄状態でiPhoneを使う期間は最小にできます。
躊躇4:私の脱獄依存度
苦労してでも脱獄を維持するような理由が無ければ、深く考えずに[iOS10入獄→無償修理→入獄で我慢]でいいと思います。
脱獄して使っているTweakのほとんどは別に無くても問題無いものです。ただ2つだけは無いと困ります。シャッター音の無効化と回転ロックです。子供を撮影することが多くなったので、シャッター音の無効化はどうしても外せません。ミュートスイッチでの回転ロックも無くなるとかなり不便です。
結論:しばらく先送り
検討した結果。
- とりあえず先送り(政治家みたいだ)
- iOS10の脱獄が可能になったら、入獄アップデートしてバッテリー交換に出す
- 数ヶ月経ってもiOS10脱獄が来ないか、バッテリー劣化が進行して耐えられなくなったら、諦めて入獄してバッテリー交換
なんだかんだ言って、iOS10のアルバム機能にも魅力を感じているわけで、どうにもならないならAppleのjailに入ろうかと思います。