エキサイトモバイルで2枚使うなら1枚コースと3枚コースのどっちが得か
2018/04/07
エキサイトモバイルでSIMカードを2枚使う場合、1枚コースを2つ契約するのと、3枚コースを契約して1枚使わないののどちらがお得なのか調べました。
※ この記事の金額はすべて税抜きです。
前提:2枚コースは無い
数ある格安SIM(MVNO)の中でも、[複数枚シェア]かつ[従量(多段)課金制]をとっている所はほとんどありません。複数枚シェアだと契約容量が大きくないといけないことも多いですし、従量課金制になっていても段数が少ないと無駄が出ることが多いです。
その点エキサイトモバイルでは契約しやすい内容になっています。複数枚契約は3~5枚になっていて、最小容量は計100MB以下の1,050円と小さいです。ほぼ従量課金となる「最適料金プラン」は定額プランより(契約できる容量範囲内では)常に安く、1GB単位の多段式なので「5GBを超えると値段が急に上がる」みたいなことがありません。「月末に容量をチェックして節約or使い切る」みたいな面倒なことをしたくない人にはピッタリだと思います。
実家の両親など、使う量は不明だがとりあえず各月に無駄がなければ良いって場合にもオススメです。実際私は両親のスマートフォン契約をauからエキサイトモバイルに変更しました。
2枚での契約が無い
エキサイトモバイルのSIM契約には「1枚コース」と「3枚コース」があります。3枚コースには2枚までSIMの追加ができるので、1,3,4,5枚の場合はピッタリの契約ができますね。でも2枚契約はありません。
2枚使う場合には以下の2通りが考えられます。
- 1枚コースを個別に2つ契約する。容量シェアはできない。
- 3枚コースを契約して、1枚は使わない。2枚で容量をシェアできる。
ではどちらが安いのでしょうか?
どっちが安いか検証
「最適料金プラン」は従量(多段)課金なので、使う通信量によって支払う料金が変わります。2枚のSIMそれぞれで使う通信量によって、どちらの契約方法が安いのかグラフにしてみました。それぞれのSIMでのデータ通信量を100MB単位で区切り、1枚コース×2と3枚コースのどちらが安いかを調べました。
SMSや通話のオプションは各SIMカードに対して課金されるので、契約コースには関係しません。ですので、このグラフはデータ通信のみ・SMS・通話いずれの組み合わせの場合にも適用できます。
1枚コースを個別に2枚契約した方が安い場合を赤、3枚コースで容量をシェアして1枚余らせる方が安い場合を青で塗りわけています。色が濃いほど差額が大きいです。グラフ中の一番濃い青は1,260円の差額、一番濃い赤(ピンク)は350円の差額です。
最適料金プランの3枚コースは最大15GBまでなので、右下に空白部分(3枚コース不可)ができています(追加容量チャージは考慮していません)。
全体を見ると、どちらかのSIMを5GB以上使い合計が15GB以内なのであれば、ほぼ3枚コースの方が安そうです。
各5GB以内の場合
各5GB以内の場合に絞って見てみましょう。
こちらではグラフ中の一番濃い青は210円の差額、一番濃い赤(ピンク)は350円の差額です。
2枚の通信量の合計が2GB以内の場合には3枚コースの方が安くなっていますが、他はほぼ1枚コース×2の方が安いですね。他社対抗のためなのか、1枚コースの1~4GBの価格がグッと抑えられているからだと思われます。
ただ、どの位置でも差額はあまり大きくありません。
注意点:新規契約手数料 3,000円
月額に関してはグラフで示した通りですが、初期費用については注意点があります。新規契約手数料について以下のように書かれています。(以下抜粋)
新規契約手数料 3,000円(税抜)/申込 新規お申込み時には、提供SIM枚数に関わらず新規契約手数料3,000円(税抜)がかかります。
つまり、3枚コースを契約した場合には3枚に対して3,000円ですが、1枚コースを2つ契約する場合には各3,000円の計6,000円がかかってしまうということです。1枚コース×2の方が安い場合でも、差額は最も大きくて350円/月ですので、1年程度で考えるなら、新規契約手数料の差3,000円が大きく効いてきます。
1年間使う場合の、新規契約手数料を含む(12で割った金額を加算)差額はどうでしょうか。
ほぼ青で埋まりましたね。赤の部分でも最高差額はたった100円です。1年以内で考える場合には3枚コースの契約の方がお得と言えますね。
結論
エキサイトモバイルで2枚使う場合は、3枚コースを契約して1枚余らせた方が(ほとんどの場合で)お得。
追加で「3枚コースに追加SIM1枚 と 3枚コースと1枚コース」でどちらが安いかも調査しましたが、こちらもほとんどの場合で「3枚コースに追加SIM」の方が安かったです。基本的には普通に容量シェアを使った方が安いみたいですね。