iPhoneのガラスが割れた!修理方法5つを詳しく解説(2015年版)

      2018/04/07

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iPhoneのガラスが割れてしまった! そんな時の修理方法をまとめました。自分の状況に合わせて最適な方法で修理してくださいね。

ちゃんと調べずに修理に出すと、「こんなはずでは!」となったり、数時間待たされた挙げ句希望の修理がしてもらえないなんてことになりかねませんよ。

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5通りの修理方法

考えられる修理の方法は以下の5つがあります。

メリット デメリット 料金
(iPhone 6)
Apple Store 臨機応変な対応
アップデート回避可
店舗が少ない
予約が取れない
12,800~
34,800円
エクスプレス
交換サービス
自宅で完結・最短 新品交換なので高い 38,100円
配送修理 自宅で完結 1週間ほどiPhoneが使えない
アップデート不可避
12,800~
34,800円
正規サービス
プロバイダー
近くに店舗がある 新品交換なので高い 34,800円
非正規業者 脱獄環境やデータは維持
バックアップ不要
以後正規修理が受けられない
修理品質が心配
非正規なのに安くない
約15,000円

なお、パーツを買って自分で修理は除外します。そんなことに挑戦できる人はリスク承知でしょうから。

料金に幅がある点も含め、詳細を順に説明します。

1. Apple Store(実店舗)

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Apple直営の販売店「Apple Store」で修理を受ける方法です。

ガラス割れの場合はガラス部分のみの交換修理となります。正規でガラス交換修理が受けられるのはアップルストアと配送修理のみです。配送修理は1週間ほどiPhone無しで過ごさないといけないので、それが嫌ならアップルストアに出向くしかありません。

臨機応変な対応が最大の利点です。修理における不明な点に関してもその場で明確に答えてくれるので、安心して修理を任せられます。ガラス割れの場合は2時間程度で修理品または新品を受け取ることができます。エクスプレス交換サービス(後述)ほどではありませんが、迅速な対応も魅力ですね。

難点は全国にたった8店舗しかないことです。うち3店舗は東京に集中しているので、実質6都市にしか店舗がありません。札幌,仙台,東京,名古屋,大阪,福岡の近辺に住んでいる人は良いのですが、他の地方に住んでいる人が行くのは難しいですね。特に北陸・中国・四国・沖縄には店舗が無いのでかなり厳しいです。

店舗数が少ないことも相まって、予約は非常に取りづらいです。修理する場合は「ジーニアスバー」というサービスを利用します。ジーニアスバーの予約は1週間後まで取れるようになっていますが、1週間後の日(予約が取れるうち最後の日)の一部しか空いてないなんてザラです。特に東京以外では朝のうちに1週間全部の時間が埋まってしまうなんてこともよくあります。

私は実際にこの方法で修理しました。AppleCare+未加入者にとっては価格が魅力な上、iPhoneが使用できない期間もほとんど無く(2時間だけ)、脱獄環境が維持できることがメリットですね。

修理の流れ

ガラス割れの場合は基本的にガラス部分のみの交換になります。以前は数万円で新品交換しか無かったのですが、やっと普通の修理サービスが用意されるようになりました。

  1. 予約した時間にアップルストアに行き、店員に声をかける。
  2. 予約していない場合はたいてい数時間待ちです。
  3. 修理料金の説明。(金額はiPhone6の場合)
    • ガラスのみの修理になる場合は12,800円+税(通常はこちらです)
    • ガラス以外に不良が見られた場合は新品交換で34,800円+税
    • 脱獄や非正規修理などが見つかった場合は修理を断ります
  4. iPhoneを預ける。約2時間後(時刻を指定される)以降に来いと言われて預かり票を受け取る。
  5. 約2時間時間をつぶす。
  6. 再度アップルストアで店員に声をかける。
  7. 修理されたiPhoneまたは新品のiPhoneを受け取り、代金を支払って終了。

iOSバージョン維持とデータ維持

アップルストアのみのメリットとして、iOSバージョンを含むすべてのデータが消されることなくそのまま修理される可能性が高いということです。

他の正規修理サービスは、新品交換になるか、修理手順にiOSバージョンアップ+初期化が含まれているので、手元に戻るiPhoneはまっさらで最新のiOS(新品の場合は最新とは限らず運次第)を搭載していることになります。

iPhone, iPadはパソコンにバックアップを取ることができて、バックアップから復元すれば基本的に100%元の環境に戻せます。ただ、復元には時間がかかりますし、脱獄している場合はiOSのバージョンアップは死活問題です。

さらに言えば、例えば「iOS 8.4でバックアップ → 新品のiPhoneはiOS 8.3だった!やったー脱獄できる! → 古いバージョンへの復元ができなかった → 最新iOSにするしかない」みたいなこともあります。新品の場合以前より古いバージョンが来ることもありますからね。

アップルストアで実際に修理するときに質問したところ、

アップルストアでの修理で意図的にデータを消すことはありませんが、修理内容によってデータが消えた場合も保証はできません(アップルストア)

とのことでした。アップルストアで修理する場合も必ずバックアップを取ってから行きましょう。

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2. エクスプレス交換サービス

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修理の間iPhoneが使えないのは困る!修理に行く時間も無い!という人はエクスプレス交換サービスを利用を検討してください。かなり楽かつ迅速にiPhoneが新品にすげ代わります。

  1. Appleに電話してエクスプレス交換サービスを頼む(オンラインでの依頼はできません)。
  2. 配送兼引き取りの時間を指定する。約2日後以降から決められます。
  3. 指定した時間にヤマト運輸が新品のiPhoneを持ってくる。ガラスが割れたiPhone(SIMカードは必ず外す)と交換して終了。

自宅で待つだけで最短かつ最小の手間で済みます。

気をつけないといけない点は2つ。

  • 強制的に新品交換となります。
    • 拡張保証サービス「AppleCare+」に加入している場合は7,800円(税抜き)です。
    • AppleCare+未加入の場合は、交換費用34,800円+エクスプレス交換サービス費用3,300円の計38,100円(税抜き)がかかります。
  • 新品交換なのでデータはもちろん消滅します。
    • iTunesまたはiCloudにバックアップを取っておいて、新品に復元しましょう。
    • 新品のiPhoneのiOSバージョンは分かりませんし指定もできません。運です。

AppleCare+に加入していて脱獄していない場合は、エクスプレス交換サービスが間違いなく最適です。

3. 正規サービスプロバイダー

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Appleから指定された正規の修理業者です。カメラのキタムラが有名どころですね。AppleStoreに比べると遥かに店舗数が多いので、特に地方在住ではこちらの方が現実的です。

修理料金や品質はAppleStoreや配送修理に準じますが、最大の欠点はガラスのみの修理ができないことです。ガラスが割れただけで本体の動作に何の問題も無かったとしても、強制的に新品交換となります。したがって、修理費用は約34,800円かかります(正確な金額は店舗毎に異なります)。

  1. 状況を説明してiPhoneを渡す。
  2. 裏でiPhoneのチェック(脱獄や改造の有無)をして、問題無ければ新品交換の料金や保証の説明を受ける。
  3. 新品のiPhoneを渡される。修理(交換)費用を支払って終了。

新品交換なので実際の対応時間はほとんどかかりませんが、予約制をとっていない店舗がほとんどなので、土日などは対応してもらえるまでに1,2時間待たされるなんてことも多いです。

ガラス割れでの修理の場合、メリットはあまりありません。

  • AppleCare+加入者であれば、時間も手間も最小のエクスプレス交換サービスが同額で利用できる。
  • AppleCare+未加入者は約34,800円なので、AppleStoreや配送修理に比べて大幅に高い。

[AppleCare+未加入]+[AppleStoreが遠い]+[エクスプレス配送までの2日が待てない or 3,300円が惜しい]という希有な人だけが対象ですね。

ガラス割れでなく、水没や過失の無い不良の場合には役立ちます。実際私はiPhone5のスリープボタンの反応が悪くなって、正規サービスプロバイダーで新品のiPhoneに無償交換してもらいました。

4. 配送修理

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AppleStoreで受けられるガラスのみの交換修理を、iPhoneを送ることで受けられます。一般的な家電の修理と同じ方法ですね。

  1. Appleのサポートページから配送修理を選択してガラス割れの修理を申し込む。引き取りの時間を指定する(約2日後以降で選べます)。
  2. ヤマト運輸が引き取りにくるので、ケース・フィルム・SIMカードを外したiPhoneを渡す。
  3. 1週間ほど待つ。
  4. 修理されたiPhoneを受け取る。

重要な注意点が2つ。

  • 基本の修理料金は12,800円+税ですが、Appleが調べてガラス割れ以外の損傷が見つかった場合、強制的に新品交換になる。その場合は34,800円+税。
  • 修理に出すと中のデータは消去され、最新のiOSに必ずアップデートされます。

前者については裏技的な回避方法があるので、別途記事にします。

後者は脱獄したい人にとっては死活問題ですね。iOSのアップデートを回避したい場合は、AppleStoreに持ち込むか非正規業者に頼むしかありません。

5. 非正規修理業者

Appleが認めていない非正規の修理業者に修理してもらう方法です。iPhoneに使われているものと同等のガラスパネルにその場で交換してもらえます。

元々はAppleに修理サービスが無く、高額(3万円以上)な新品交換しかしなかったために、安価な修理方法として非正規業者が台頭しました。現在では正規修理サービスが12,800円と常識的な価格でできるようになったため、非正規業者の価格的なメリットはほとんど無くなっています。実際、iPhone6のガラス修理で軽く調べた限りでは、ほとんどの業者が15,000円程度と正規修理よりも高額になっていました。

メリット

価格以外のメリットは、店舗数が多くその場で修理してもらえることです。AppleStoreなら2時間程度で修理できますが全国に8店舗しかありませんし、配送修理は1週間iPhone無しで過ごさないといけません。非正規業者は全国に点在しており、どこも基本的に数時間以内に修理が完了します。

さらに、データが消される心配はほぼありませんし、脱獄していても構わず修理してくれます。脱獄している人にとって、入獄→修理→再脱獄のプロセスが不要なのは大きなメリットですね。

デメリット,リスク

デメリットはAppleの正規修理が受けられなくなることです。たとえ今後水没させて新品に交換してもらいたくなっても、Appleは非正規に修理されたiPhoneの交換を間違いなく拒みます。正規の新品交換は34,800円と安くはありませんが、新たにiPhoneを購入するより遥かに安いのは事実。これは大きなデメリットです。

さらに、非正規業者の修理技術は店舗によってマチマチですし、使っているガラスパネルはAppleと同一品では無いので修理品質が期待通りではないかもしれません。受け取った時点では綺麗でも、数ヶ月経って気泡や剥がれ、ズレなどが出て来る可能性も否定できません。

[脱獄環境を維持したい]+[数ヶ月内に買い換える予定がある]+[リスクを飲める]場合に限り、非正規業者を利用する価値があると思います。

まとめ

  • 脱獄していない人
    • AppleCare+加入者 → エクスプレス交換サービス 一択。
    • AppleCare+非加入者 → 近いならAppleStore。待てるなら配送修理。お金があるならエクスプレス交換サービス
  • 脱獄している人
    • AppleCare+加入者 → 入獄して、エクスプレス交換サービスで運にかけるか、AppleStore持ち込み。
    • AppleCare+非加入者 → 入獄して、遠くてもAppleStore持ち込み。離島の人は諦めて[非脱獄+非加入]から選びましょう。

私は脱獄+非加入なのでAppleStoreに持ち込みました。

 

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