かつてパワポケのパスワードを生成してた「Password X」というソフト

      2018/04/07

pawapurokun

かつてのこのサイトのメインコンテンツでした。このサイトの存在意義はほぼそこにあったと言ってもいいでしょう。

(当時は http://nagoya.cool.ne.jp/bs1129t/ でした。COOL ONLINEの閉鎖によって今はアクセスできません。)

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Password X, パスワードXとは

ゲームボーイアドバンス(現在はニンテンドーDSに移行)用ソフトとして販売されていたパワプロクンポケットシリーズ(以下、パワポケ)には、サクセスというゲームをプレイすることでユーザーが選手を作成する機能があります。

サクセスはゲームプレイヤーの技量と運によって、強い選手ができたり、弱い選手になってしまったり、はたまたゲームオーバーになったりと、自由に選手を作ることができません。でもそこがこのゲームのおもしろさでもあります。

Password Xは、当時のパワポケ向けに自由に選手を作成できるソフトでした。

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こんなソフトでした

今見返すと、なんというか……ダサいですね。ええ。

PasswordX 2.56 野手編

すべてExcelのみで作りました。しかもマクロ(VBAによるプログラミング)を使わずに、関数や条件付き書式などの機能しか使っていません。まだOfficeにリボンインターフェースが導入される前のExcel 2003で作りました。

名前を入力(または選択)して、各パラメーターを好きな値に設定すると、選択したそばから適切なパスワードが表示されます。インクリメンタルサーチのような感じです。

関数のみで算出

中の計算はすべて関数のみで書かれているため、データをそのまま見ることができます。一つ一つの計算は極々単純なものでした。

PasswordX 2.56 野手編 内部

開発経過

このソフトの開発を始めたのは中学2年生のとき。

まさにゃんさんが解読してくださったことにより、その構造を理解すれば(手間はかかるものの)自由にパスワードを生成することができるよ うになりました。最初のうちはすべて手作業でパスワードを作成していたものの、だんだんと毎回似たような計算を繰り返すのが面倒になり、元々Excelで 簡単な計算程度はできていたので、部分的にでも自動化できないかと開発を始めました。

最初の壁:名前

最初期にであった壁は「名前の生成」でした。

自由な入力からパスワードを生成したかったのですが、大量にある漢字から対応するコードを導く方法が分からず、既存のパスワードから名前部分を流用するという方法を使いました。

パス変換機

名前部分のパスワードと、各種パラメータを選択することでパスワードを生成できました。しかし、名前部分以外も特殊能力が選択できなかったり、チームが固定だったりと色々制約が多かったです。

ちなみに「パスワード入力画面」にはマクロを使っていますが、単に入力部分を担わせているだけで計算は関数のみでした。当時はマクロの練習がしてみたかったのです。

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